ほしい物リストから寄付する。

先日UPしたスワン新聞創刊号の裏面にも記載しましたが、この度新たな寄付の方法としてAmazonのほしい物リストから、支援物資を寄付していただける方法を導入することにしました。
「寄付」という行為自体が日本人にはあまり馴染みがなかったり、金銭を贈る行為に躊躇いを感じたり、支援物資を届けたいけれど何が必要なのかわからなかったり、いろんな理由で一歩が踏み出せずにいるけれど、困っている方のために何かしたいと思ってくださっている方が、少しでも簡単に被害者支援に携わっていただけるようにと考えました。
また、現金であればいくらかまとまった金額でないといけないような気がして、寄付自体のハードルが高くなってしまっているのではないかな、という思いもありました。

思いつくきっかけとなったのは、11月29日午前6時10分~NHKで放送された『目撃!にっぽん「”その後”を生きる~性暴力被害者の日々~」』でした。
日本では女性の13人に1人が無理やり性交等された経験があり、そのうち約6割は誰にも相談できずにいるといいます。
「何が起きてもカメラを回し続けてほしい」
その実態を知ってほしいと、被害に遭いPTSDを発症する1人の女性が取材に応じておられました。
初めて目の当たりにする、壮絶極まりない被害の“その後”の日々。
フラワーデモで街頭に立ち、同じ被害を経験した方たちとSNS上で言葉を交わす。
そんなある日、彼女の自宅に荷物が届きました。
送り主は誰かわからないけれど、彼女の健康を気遣うメッセージと共にマスクが送られてきたのです。
そのときの彼女がとても嬉しそうで、すごく励まされていたように感じました。

顔も名前も知らないけれど、自分のために心を寄せてくれる人がいる。
それはきっと、被害者さんが自立に向けて踏み出す大きな後押しとなると思います。
金額の大小ではなく、おひとりおひとりの想いが、傷ついた心を癒してくれるはずです。
そんな皆さんの気持ちを届ける方法として、Amazonのほしい物リストを活用することにしました。

初めての方にとっては、やり方が難しいと思われるかもしれないという懸念もありますが、ぜひトライしてみてください。
『はうやしの雑記ブログ「あんだんべぇ~」』に、詳しい方法が記載されていますのでご覧ください。
◆完全匿名で贈る方法(メッセージなし)
◆名前だけ知らせて贈る方法(メッセージあり)
◆裏技:ほしい物リストにピックアップされていない商品を贈る方法
などがあります。

リストの説明に「DVや性暴力等の被害に遭った方々を、当団体のシェルターで緊急一時保護した後、被害者が加害者と離れて安全に生活していくために必要となる支援物資のリストです。 シェルターで使用する消耗品も含まれています。」とあるように、基本的には当団体のシェルターを利用された後、母子や単身で加害者と離れて自立をめざす方に提供させていただく物資です。
ティッシュや洗剤などの消耗品から、新生活に欠かせない家電や布団まで、被害者さんのことを考えたリストになっています。
お送りいただいた物資を被害者さんに提供する際は、必ずご寄付として頂戴した物であることをお伝えすることをお約束します。
皆さまのご支援を、心からお待ちしております。

Amazon【白鳥の森 支援物資】のページを開く

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

広報

前の記事

スワン新聞創刊号 発刊!
広報

次の記事

設立1周年のごあいさつ。