白鳥の森 設立への思い
当法人の代表理事は、2010(平成22)年当時、全国の市町村で14番目、四国では初となる配偶者暴力相談支援センター(配暴センター)の設置に尽力した元行政職員です。
彼女が相談者と共に作り上げてきた支援方法は、内閣府の担当者から「日本一のDV被害者支援」と称され、配暴センター増設をめざす内閣府のアドバイザーに指名されてからは全国の自治体からの依頼を受けて各地で講演をおこなってきました。
2020(令和2)年、地方自治体を退職し民間人になってからも、DV被害者支援を生涯のライフワークにしたいという思いから、さまざまな支援を展開できる法人を設立することにしました。
彼女の思いに賛同した当時配暴センターで共に被害者支援に携わってきた相談員、センターと連携して専門家の立場からDV被害者の救済にあたってきた女性弁護士等、最強メンバーが結集し、「一般社団法人 白鳥の森」の設立が実現しました。
法人名の由来
白鳥は現生の空を飛ぶ鳥の中では最大級の重量を有しています(Wikipediaより)。
真っ白い大きな羽で大空を羽ばたく姿は誰もが容易にイメージできるほど、日本人にとって親しみのある鳥です。
私たちはDV被害者や性暴力被害者の方々を、さまざまな暴力によって力を奪われ傷ついている白鳥にたとえ、そんな状況に置かれている方々を温かく守る森になりたいと考えました。
私たちが絶対的に信頼できるサポーターとなり、被害者の方々に安全な居場所を提供し、安心して傷を癒して自尊心の回復につなげ、自らの力を取り戻して再び大空へ羽ばたくことができる、そんな存在でありたいと考え、法人名を「白鳥の森」と名づけました。
ロゴに込めた思い
当法人のロゴデザインを作成してくださったのは、 大阪府堺市に本社があるマイデジーノ株式会社のデザイン部門、 Nakamozu branch(なかもずブランチ) デザイナーの真柴美保さんです。
私たちの希望としてお伝えしたのは、
・法人名の由来
・「白鳥」をデザインの中に入れていただく
・ポップな感じよりも水彩画のような繊細な雰囲気
・言葉で表すと「寄り添う」「支える」「守る」「安心できる」
・徳島ならではの「藍色」をベースに
といった、ものすごくアバウトな内容でした。
大阪と徳島で距離があるため、直接お会いしてご相談することはできませんでしたが、メールでのやりとりでも十分こちらの思いを受け止めてくださり、複数の案をご提示いただきました。
その中から、当法人のメンバーとも相談を重ね、現在のロゴに決めました。
どの案も素敵ですごく迷ったのですが、決め手となったのは、「白鳥が羽ばたいて行くようにも、降り立つようにも見えるイメージで作成しました。傷ついた方たちが『白鳥の森』で癒され、そして新たな人生を踏み出し羽ばたけるようにという思いを込めました。」というデザインコンセプトを教えてくださった真柴さんからのメッセージでした。
この素敵なロゴでたくさんの方に「白鳥の森」を認知していただき、少しでも多くの傷ついた方と繋がることができるように願っています。
女性デザイナーが想いをカタチにするグラフィックデザイン
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