設立3周年のごあいさつ。
2023年3月11日、東日本大震災の発生から12年を迎えました。
大切なご家族やご友人を失われた方々、被災されて今なお困難に立ち向かっておられる方々に対し、心よりお見舞い申し上げます。
白鳥の森は、2020年の設立から3周年を迎えました。
今年は施行以降5度目となるDV防止法(配偶者からの暴力の防止及び被害者の保護等に関する法律)の改正が見込まれています。
SNS上では「#殴る蹴るだけがDVじゃない」を合言葉に、精神的暴力や経済的暴力、性的暴力などもDVにあたることを法律によって定義づけしてほしいとの訴えが起こり、オンラインでの署名活動も引き続きおこなわれているところです。【◆change.org◆←署名活動にご協力をお願いいたします。】
性犯罪に関する刑法の改正や困難を抱える女性に対する支援法の施行など、本当に少しずつではありますが社会が変容してきていることが感じられる反面、若年女性を支援する団体へのデマ拡散や誹謗中傷、現場での活動の妨害など、到底許容できるものではない事件が多発していることも目を背けてはならない問題です。
また、DVや虐待の被害に遭った方々にとっては支配関係の継続につながると懸念される共同親権の問題も、引き続き注視していきたいと考えております。
社会の動きはさまざまあれど、私たちが日々向き合っているのは一人一人の相談者さんです。
理不尽な暴力によって力を奪われてしまった方々が、再び力を取り戻して自分の力で人生を歩んでいかれる、そんな人生の重要な局面に「支援」という仕事を通して立ち合わせていただけることにやりがいと喜び、そして感謝の念を抱かずにはいられません。
また、ご寄付や会費、支援物資をお送りいただくという形で白鳥の森を通して被害者支援に携わってくださっている皆さまにも、心からお礼申し上げます。
皆さまからのご支援・ご協力なしに、私たちの支援は成り立ちません。
これからも一人でも多くの被害に遭われた方々を支援できるよう、引き続きご理解ご協力を賜りますようお願い申し上げます。
4年目の白鳥の森も、全力で私たちらしい支援に邁進して参ります!
末筆になりましたが、皆さまのご健康と益々のご活躍をお祈りし、3周年の挨拶とさせていただきます。