設立6周年のごあいさつ
2026年3月11日、東日本大震災の発生から15年を迎えました。
被災された皆さま、そして今なお困難な状況の中で生活されている皆さまに心よりお見舞い申し上げるとともに、一日も早い復興をお祈り申し上げます。
コロナ禍の2020年3月11日に誕生した白鳥の森は、本日6周年を迎えることができました。
代表の私を含め3人の相談員で始まった小さな団体は、現在では長野オフィスの開設を経て、22名のスタッフが支援に携わる体制となりました。ここまで活動を続けてこられたのは、私たちの取り組みに理解を寄せ、応援してくださる皆さま、行政機関や関係各所、マスメディアの皆さま、そして何より白鳥の森を見つけてご相談くださった皆さまのおかげです。
改めて心より感謝申し上げます。
この6年間の歩みのなかで、DVという理不尽な暴力から逃れ、立ち上がり、自らの力で新たな人生へと羽ばたいていく方々も少しずつ増えてきました。
しかし白鳥の森と相談者さんとの関係は、そこで終わるものではありません。近くで新たな生活を始め、折に触れて近況を知らせてくださる方、遠くへ飛び立ったあとも連絡をくださる方など、私たちはいつも緩やかにつながり続けています。
昨年からは「希望の架け橋プログラム」を通して、かつて私どもの支援を受けた男性のDV被害者の方々が、DVについて学ぶ「希望の架け橋プログラム」事業に取り組みました。彼らは、自らの被害体験を活かし、今後は被害者に寄り添うサポーターとなることをめざしています。
理不尽な暴力に傷ついた白鳥たちが、この森で羽を休め、再び力を取り戻して大空へ羽ばたいていく――。そしてその白鳥たちが、今度は新たな仲間を支える存在となり、白鳥たちの森をさらに大きく広げていく。
その姿は、まさに私たちがめざしてきた「白鳥たちの森」を体現するものだと感じています。
これからも目の前の相談者さんお一人おひとりと丁寧に向き合いながら、安心して羽を休める場所であり続けたいと思っております。
引き続き、皆さまからのご理解とご協力を賜りますよう心よりお願い申し上げます。
末筆ながら、皆さまのご健康と益々のご活躍をお祈りし、6周年のごあいさつとさせていただきます。
代表理事 野口 登志子

